岩手県にある企業HERALBONY(ヘラルボニー)が、知的障害のある作家の作品をデザインし、ネクタイやトートバックなど、様々なグッズとして販売する「サステナブル・ミュージアム」が2020年9月18日〜12月27日まで、ヒサヤオオドオリパークで出店されています。
HERALBONYは、知的障害のある兄を持つ双子の兄弟によって設立された企業で、兄が7歳のころ、自由帳に書いた「へらるぼにー」という一見意味のない言葉に価値を創出したことが、企業名の由来だそうです。
障害はその人が持つ個性・特性だということを、私たちの意識に訴えかけるため、様々な取組を展開。アートで岩手県で駅の装飾を彩ったり、東京で工事現場の仮囲い看板のデザインを施したりと、今回は、ギャラリー兼店舗として名古屋で初出店となりました。
店舗内には、トラックの幌材などに使用されるターポリンに知的障害のある作家の作品を特殊印刷を施したアート作品で彩られ、その作品は、月替わり展示期間終了後には、「メッセンジャーバッグ」として生まれ変わるそう。
グッズの売り上げの一部は作者に支払われ、更に、裁断〜縫製まで名古屋県内の福祉作業所が担当。知的障害のある作家だけでなく、製造を担う福祉作業所への適正な賃金が支払われるとのことです。
現在は、全国各地の作家さんの作品を活用したアート作品が展示されていますが、今月末には、展示の入れ替えがあり、NPO法人ポパイさんに在籍の作家さんなど、愛知県の方の作品をデザインした作品が展示されるそうです。
12月27日までの期間限定出展ですので、皆さんもこの機会に足を運んでみてください!