江南市にある「すいとぴあ江南」であべくるみさんの個展「あべくるみ展“vivid & moketto”(ビビッド&モケット)」が開催されています。
展示作品はここ2年間に制作された作品で、前半と後半に描かれた作品では作風が異なっていました。
「前半」に描かれた作品は、学校を卒業して生活や周りの環境がガラッと変わったこともあり、やり場の無い感情をぶつけたような作品が多かったそうで、5枚の紙をテーブルに並べ同時に描くなど、エネルギーに溢れて作品を描いていたそうです。
その後、「ほしのみや」さんという事業所に通うようになり、感情も落ち着いてきた「後半」に描かれた作品は、「まつ毛」をイメージした「モケット」したものを等間隔で描くことが増えたそうです。作品を見た絵の先生曰く、線を等間隔で描くことは、とても難しいことだそうで、その集中力の高さがうかがえます。
多くの作品は、一見模様のようですが、よく見るとカエルや蜂などの生き物や文字が描かれていたり、紙を回しながら描いたりするので、角度を変えて見ると分かるものなど、作者のメッセージが所々に隠れていて楽しく鑑賞できました。
展示は1月11日(月)までですので、ぜひ足をお運びください!