今回の連携作品展では、作品そのものを楽しむ展示と、作品からデザインされたグッズの展示とで、アートが自立につながる取組、そしてアートの取組の広がりをご紹介しています。
「あいちアール・ブリュット」の展示コーナーでは、約20点を展示。
山本良比古さんは、愛知の取組の礎となる方ですが、その活動の原点は版画にあります。今回は、版画の原板と作品をあわせてご紹介しており、当時の取組を教えてくれます。
版画原板と作品の展示
山本さんから始まった愛知の取組。現在、新たな雇用の試みとして、「絵を描くこと」を仕事とする就職が少しずつ広がっています。こうした皆さんの作品の展示では、所属企業をイメージする小物で作品を演出しています。
川本第一製作所の磯崎亮さん セリオ株式会社の青山典生さん
そして、鈴村勇貴さんの作品は、現在、フランス・ナントで開かれている文化庁主催の作品展でも展示されており、愛知から世界に向けて発信されています。
小ささが際立つ鈴村さんの作品
一転して、アティックアートの関連展示は、雰囲気も変わり、楽しいグッズであふれています。
9月の「あいちアール・ブリュット展」の展示作品からデザインされたグッズはできたばかりの新作。原画とグッズをあわせてみると興味深いです。
富士山と桜の作品からうちわをデザイン
また、各企業のこれまでの取組も紹介。カレンダーやティッシュボックスを毎年制作されてきた積み重ねが分かります。
クリスマスの作品は12月のカレンダーになっています
岡崎信用金庫さんの現金封筒は、会場1階のATMでも備えられています。
現金封筒
また、会場には、お隣の御園座さんから寄贈されたという緞帳も。愛知県立芸術大学学長の松村公嗣氏の原画というすばらしい緞帳です。
干支のデザインの緞帳
ご来場いただいた方には、受付でノベルティグッズをプレゼント!
どれもステキで迷ってしまします
岡崎信用金庫名古屋支店での展示は17日(日)まで。その後、豊橋、岡崎に巡回します。
多くの皆様のご来場をお待ちしています!