陶芸作品を中心に障害のある方の自立を目指した創作活動などを紹介する、「あいちアール・ブリュット・サテライト展マテリアル~土の声にふれる~」を愛知県陶磁美術館本館第8展示室で開催します。
展示内容
〇障害のある方の自立をめざした創作活動の紹介
陶都瀬戸において、障害のある方が陶業に従事することにより、地域の人々と共に働き暮らすことの仕組みづくりを構築した「はちの巣寮」での活動がもたらした意義について考えるとともに、芸術大学で「創作すること」への魅力を学んだ方たちが目指す、障害の有無をこえた「美を追求する現場」の取組を紹介します。
〇西村陽平が出会った子どもたち
2012年に愛知県陶磁美術館で開催された「西村陽平が出会った子どもたち展」で収蔵された西村氏の作品「沈黙の土」を体感していただき、西村氏が教諭を務めた千葉県立千葉盲学校の子どもたちの作品を展示します。
〇マテリアル(素材)に関する展示
「土の声にふれる」をテーマに、作品の元となる素材の多様化による表現方法の広がり、愛知県の地域の土のサンプルから触れる感性を探ります。
〇あいちアール・ブリュット出前講座作品展示
愛知県では、障害のある方の創作活動を応援するため、芸術系大学の教員等が講師となり、障害者支援施設等を訪問して、絵画や陶芸等の出前講座を開催しています。今回は利用者と一緒に制作した、陶芸とオブジェの作品の一部を展示します。